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肥満予防「ゆっくりよく噛んで食べよ」の根拠が実証された! [ニュース]


食事は「ゆっくりよくかんで」と教えられまが、その根拠が実証されました。

急いで食べる時に比べ、ゆっくり食べる方が食後のエネルギー消費量が大幅に増加することを、
東京工業大学大学院社会理工学研究科の林直亨(はやし なおゆき)教授と大学院生の濱田有香(はまだ ゆか)さんらが明らかにしました。


消化管の血流もゆっくり良く噛んで食べた時の方が増えていました。
これは、ゆっくりよく噛むのは良い食習慣であることを裏付ける成果で、
そしゃくを基本にした減量法の可能性も示し、欧州の肥満学会誌オベシティ5月号に発表しました。

早食いの人は太り気味になる傾向は、これまで多くの研究で報告されていますが、
早食いは食べ過ぎにつながる可能性があるものの、同じ量の食事で食べる速さが体形にどう影響するかは、はっきりしていませんでした。

研究グループは、食事でかむ速度と食後のエネルギー消費量(食事誘発性体熱産生)の関連を調べました。


男性10人(平均25歳)に20分間の安静後、
ブロック状の食品(カロリーメイト3本、300キロカロリー)を食べる。

それぞれ、できるだけの早食いと遅食いを試行しました。
平均して、早食いは103秒で137回かみ、遅食いは497秒かかり、702回かんだ。

食後90分間の酸素摂取量を計算し、体重当たりのエネルギー消費量を算出し、
全身に血液を送り出す動脈の血流量も測る。

食後90分間の体重1キロ当たりの平均エネルギー消費量(安静時の値との差)は、早食いの時が7カロリーだったのに対して、

食品がなくなるまでよくかんで食べた時には180カロリーだった。
この違いは食後5分ですぐに現れ、食後90分まで続いた。

ゆっくり食べる方が体のエネルギー消費は驚くほど増えていた。
研究グループは、体重60キロの人が1日3回の食事をゆっくりよくかんで食べると仮定して試算し、
「1年間のエネルギー消費量は早食いの時より約11,000キロカロリー増える。
これは、体の脂肪に換算すると1.5キロの減量に相当する」と指摘しました。

また、消化管への血流も、ゆっくり食べた時に増えていました。
これらのデータを総合して「ゆっくり食べると、消化管の消化・吸収活動が増え、エネルギー消費量も高くなる」と結論づけた。

食べる量を100キロカロリーに減らして比べても、同様の結果が得られた。
小食の場合でも、早食いは避けた方がよいと言えるでしょう。



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